塾長の言葉
『自分でやる』を創る塾
私は、この30年間、教育関係・塾業界・家庭教師業界・さらには医学部受験業界、あらゆる教育分野に携わってきました。
半生を教育に捧げることによって、私はひとつの確信を得ました。
それは “自学習の習慣を身につけた人間こそが、あらゆる局面を乗り越えられる” ということです。
家庭教師業界に携わっていた時、難関大学に合格した生徒を家庭教師の先生として面接をしました。その時に必ず同じ質問をしました。
「あなたは、難関大学に合格されてますが予備校に行かれましたか?」と、
すると「はい、行きました」と殆どの学生が答えます。
そして次の質問をします。 「では、その予備校であなたが難関大学に合格した1番の原因をあげて下さい、と質問すると、ほぼ7割以上の生徒が同じ答えを言うのです。
それは「自習室の環境」と。
「朝から晩まで自習室にこもり、解けなかった過去問や間違った模試の問題などを早く正確に解けるように何度も何度もやり直しをしました。」 と答えるのです。
講義などはいつ聞いていたのですか? と聞くと「夏までですかね。そんなん聞いてても自分で出来るようにならなければ受かりませんから」と返ってきます。
医学部受験業界でも合格を勝ち取る子は、自学習が出来る生徒です。自学習が出来ない生徒は何浪しても合格出来ません。
何百万というお金を使いますが合格出来ません。
いくら教えてもらっても自分でやらない限り、出来るようにはなりません。
外国人からかなり難しいと言われる日本語を私たちが習得できるのも、自然に自分でやったからです。
確かに親兄弟に教えてもらいましたが、自分で話さない事にはうまくなりません。
勉強も学校では教えてもらっています。足りないのは自分で学習する事だけです。
私は、昨今の教育環境が教えてもらう事に傾倒しすぎている事に危機感を感じます。
昔の偉人は自主自立された方ばかりです。
自分の勉強机があるのに自分の勉強部屋ではなく、人が集まるリビングで勉強するという子供が多いと聞きます。
何故でしょうか?
人の目があるからです。
昨今は携帯、ゲーム、パソコンと1人で居ると誘惑が一杯周りにあります。人間の本能として楽なもの、楽しい方に流れます。
要は、環境です。自主学習が出来る環境を作るのです。
必ず、子供さんの未来が楽しみになります。一緒に作り上げていきましょう。
塾長のもう一言
皆さん、人がもっとも後悔する事は、【してあげられなかった事】なんです。
【してあげて上手くいかなかった事】はそんなに後悔はしないんです。
あの時、塾に行かせてあげなかったから、良い大学に行けなかった。良い就職が出来なかった。みたいな後悔です。
行かせてあげたら、たとえ上手くいかなかったとしても、それほど後悔はしません。
ハッキリ言います。
この心理を昨今の塾業界は巧みに利用しています。
もっと現実を見て下さい。
もし、我が子の成績がそんなに良くなければ、おそらく、その子は勉強不足のはずです。
教えもらっても、自分でやらない限り、変わらないでしょう。
「やる気スイッチ」なんかは、他人に押してもらうのではなく、自分自身で押すものなのです。
教育費は殆どかけずに子供さんの成長を楽しみましょう😊